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古民家美容室ができるまで③

  • 執筆者の写真: 貴之 辻
    貴之 辻
  • 2023年3月24日
  • 読了時間: 3分

京都市下京区『桝掛美容店」店主の辻です。


さて解体も終わり、ここからは内装作りになっていきます。

お次は給排水の配管工事と床の土間打ちです。


いつかも書いてましたが、基本的に現場にはあまり行かないようにしてまして。

久しぶりに行くとこんななってました。


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床がワイヤージャングルに。

一本だけ色が違う柱が補強に入れたものです。

追加費用のやつ。。


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給排水管も立ち上がってました。

壁際にある管は二階で使うキッチンと洗濯機の配管。

床から生えてる管がシャンプー台の配管です。


このシャンプー台配管の位置が悩みどころでして、

この後の工程で配管はコンクリート詰めしてしまいます。

後から位置の修正ができないんですよね。

事前にメーカーさんに相談して配置したんですが、

そうそう、シャンプー台選びにも悩みました。

今どきの美容室はフルフラットになるのが主流になってます。


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こんなやつ。(寝かせた状態)


これの利点としては、

・寝心地がいい

・長時間でも首や腰に負担が少ないのでヘッドスパなども対応

・洗髪ボウルが大きいのでロングの髪でも絡ませにくい

・施術する側も座れるので、体の負担が少ない

自分的に感じてるのはこんな感じです。


ただ、自分の中でこれは、というのがありまして、

・デカい

・価格が高い

・乗り降りしずらい

ここは弱点でした。


でもマイナスを考慮しても、結果いいものなので、

フルフラットタイプにすると決めてました。


だた、うちのお店に導入するにあたって、


デカい


これが一番の難点でした。

価格もですが。。


導入器材を選びにメーカーさんのショールームに行き、

いくつか製品の比較と相談をしました。


狭いお店でも入るのは入るんですが、窮屈ではないかと。


一応、前後左右のクリアランスは何センチ空けましょうみたいな推奨があり、

それでいくと結構無理なんですよね。

あれこれ相談した結果、セット椅子と鏡の位置を調節したり、

クリアランスを詰めたりして、

ギリギリ使える範囲を攻めることにしました。


ここで配管の立ち上げる位置が重要になり、

配管の位置=シャンプー台の位置と前後左右を何センチ空けるかが決ます。

つまりこうゆうこと。


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左下の図が配管位置とシャンプー台の配置です。

洗髪ボウルの真下に配管が来るので、

そこから全ての位置と周りの面積が変わります。

推奨よりも少し狭めに設定し、何とか収める方向に。

導入したかったモデルは色と機能が気に入ってたので何とかしました。


実は前のお店でも他のメーカーのフルフラットタイプを使ってたんですけど、

1/3くらいの価格だったんですよね。

それでも評判は良かったので、同じメーカーのでもいいかと思ってたんですが、

これは思い切ってよかったと思ってます。

使ってみたら全然違いました。


どこに重きを置くかにもよりますが、

価格がとんでもないんで、個人のひとり美容室では使ってるところは少ないかと思います。


シャンプー台もそうですが、

お店で使う器材なんかはできるだけ長時間でも負担の少ないものを選びました。

見た目も大事ですけどね。


リアルに予算の都合もありますが、

使うべきところはしっかり掛けた方がいいと思いました。


そんな感じでしてたら、お金どんどん無くなっていきました。。

 
 
 

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京都府京都市下京区天使突抜町二丁目400番地3

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